- 諸國大地震年代記 末代噺種 p. 8
「みんなで翻刻」の該当頁
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大地震末代噺種【上段】嘉永七寅十二月四日五月大地しん二三分通りのそんじ市中土
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蔵家居多く崩る七軒町の辺寺の大門くづる又火よけばし津波来り小舟材木押上舟そんじけが人少々あり○知多郡新田何れも大津波壹丈五尺二丈位の浪み打寄せ堤三ヶ所切る須崎大井亀崎辺家崩る三四分通り
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納大垣七八分損じ此近在皆同やう也○須股おこし過半崩る川岸地破て泥土吹出○萩原二分通りそんじ○稲葉八分通り
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損じ大地しんにて町家向ひ側の軒と打合大てい七八分通り倒る残り皆損じ○善光寺大荒すべて信州路ぢしんはげしぢしん強けれども両宮